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「何も知らない案内人」というサイトを立ち上げたきっかけの1つは、彼女の事をみんなにもっと知ってもらいたいという思いからだった事は事実だ。彼女への想いは、その頃から今も変わることは無い。 この「ひとすじの光−亜波根綾乃の世界」というコンテンツは多くの人に彼女の事を知ってもらう事、そして彼女を応援したいという目的としている。 |
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■亜波根綾乃への想い■彼女の声は、どこか哀しく、そしてあたたかい。 彼女の歌は、いろんな意味で僕を勇気づけてくれる。 彼女の事を知るにつれ、彼女の歌が、そして彼女自身が好きになった。あのASAYANのオーディションに最年少14才で合格し、12もの会社から誘いを受けたという有名なエピソードは、彼女の歌声が何か心を動かすだけの力を持っていたということを証明している。けれど、僕が心に残っているのは、その時の彼女の強気な言葉だ。 「強気」。それが弱さの裏返しと知ったのは、随分後になってからだった。 デビュー曲「大きな風」は、彼女のスケールの大きさを実感させるに十分だった。「長く歌い続けてほしいな」と率直に思った。その後も新曲を発表し、1stアルバム[A-ray]がリリースされた。でも、その時の僕は「がんばってるな」とは思っていても、そこまで強い思い入れは正直無かった。「大きな風」より心に響く歌が、その時にはなかったのかも知れない。それでも、彼女のことは応援していたのだけれども。 転機は「小さな勇気」だった。 公共広告機構のCFで流れていたこの歌は、すぐに僕の心を捕らえた。早速、この曲のシングルを買おうとして、目に止まったのが、2ndアルバム[Lin Nai]だった。「小さな勇気」も入ってるし、聴いてみることにした。最初に流れた曲を聴いて、僕は頭をいきなり殴られた気分になった。「Penetrator」。彼女の歌で、これまでに無いタイプの歌だった。「こんな歌も歌えるんだ」と驚いた。 それと時を同じくして、ある雑誌に亜波根綾乃の記事が載っていた。そこで、彼女の現状と本当の彼女の姿を知った。強気は弱さの裏返しだった。慣れない東京での生活。なかなかヒットの出ない現状。実力は評価されているものの、実際にはなかなか売れないという重圧。逃げたいという思いもあったようだった。一度、沖縄へ帰って再起をというような言葉で、その記事は締めくくられていた。それでも彼女は歌い続けるという強い想いと共に。 この記事を読んでから、彼女が急に身近な存在に思えてきた。強い意志の中に隠れている弱い心。それでも前に向かって歩きだそうとする勇気。まっすぐに前をみつめていく想い。 気がつくと、彼女に惹かれていた自分がいた。 彼女の事をよく知ってから、彼女の歌を聴いてみれば、彼女の想いが込められていることに気づいた。特に彼女の書いた詞は、その時の彼女の想いが伝わってくる。「プリズム」も「Crystal」も「小さな勇気」も。悩み、それでも歩き出そうとする、確かで強い想いが、そこにはある。 実質3rdアルバムになる[Re-Birth]を聴いて、その事はさらに強く感じる。「生まれ変わりたい」…新しい自分になりたいという想いは、新しい世界へ歩き出そうという意志でもあるような気がする。 亜波根綾乃の歌を聴いてほしい。そこに込められている彼女の想いを感じてほしい。哀しくて、それでいてあたたかな歌を知ってほしいと思うから。 そして、彼女には長く歌い続けてほしいと思う。歌うことは彼女の存在意義ですらあるように思えるから。そして、いつも新しい「亜波根綾乃」であってほしいと思うのだ。(2001.5.3 水無月) |
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